富士馬車鉄道(ふじばしゃてつどう)

富士馬車鉄道大月駅(大正時代) 富士馬車鉄道は、明治35年10月中央線が大月駅まで開通したのを機に、明治36年、大月〜小沼間の運転を開始し、さきに開通していた小沼〜籠坂間の都留馬車鉄道と連絡し、いわゆる、「テト馬車」が走るようになった。
 富士馬車鉄道は、大月駅前を出発して大月の町中を走り、田野倉、お経塚を経て禾生の中島で馬を交換し、弁天町の坂下から左折して、田町、横町の東裏を走り、東漸寺前で再び国道に出た。柳田橋の手前に本社があり、再び馬を交換して小沼に向った。
テト馬車の後側
富士馬車鉄道 (本社上谷772番地資本金7万円、社長河口善之助)
  広里村大月〜西桂村小沼間 (16.9キロ)
開業 大月〜谷村間 (明治36年1月17日)
    谷村〜小沼間 (明治36年8月14日)
【詳しく知りたい人】
都留市史 通史編 1996 都留市史編纂委員会
都留市史 資料編 近現代 1993 都留市史編纂委員会
都留の今昔』 1978 都留市老人クラブ連合会