仲 町 大 神 宮(なかまちだいじんぐう)

高山伝右門繁文妻の墓(円通院高山伝右門繁文妻奉納の鏡 祭神は、天照皇大神・須佐之男神・建御名方神で、仲町が氏子となり4月15日が祭礼である。
 本殿内陣は貞享3年(1686)7月、中島金左衛門の寄進により仲町の惣鎮守として祀られ、宝物の鏡は秋元喬朝の重臣高山伝右門繁文の妻の奉納によるもるもので、鏡の裏に貞享4年5月とある。
 高山家は秋元家が谷村城へ転封した当初より中町に居住し、代々敬神崇仏の心厚く、屋敷の東方に鎮座する大神宮を崇拝し、大神宮が中町の惣鎮守となったのを機会に、貞享4年(1687)5月傳右衛門は妻の名儀で神鏡2面奉納し、また傳右衛門も翌元禄元年(1688)に第八の宮良純法親王の御筆になる伊勢大神宮の画絹一幅を奉納した。
大神宮春例祭(4月15日) 大神宮春例祭(4月15日)
【詳しく知りたい人】
都留市社記(都留市文化財調査資料)1979 都留市教育委員会
芭蕉の谷村流寓と高山麋塒 1981 小林貞夫