鹿留(ししどめ)・深田(ふかた)発電所 

 明治28年9月、雨宮敬次郎、小野金六、原潜、横山吉朗、牛田唯一、槇田吉蔵など、東京・地元の有志により発起人会が催され、桂川電力会社が創設された。明治37年6月、鹿留と深田発電所建設のための水利使用の許可により、鹿留発電所は、明治44年10月建設工事が開始され、大正2年6月1日に営業を開始した。
 谷村の深田発電所は、鹿留発電所の水利を再び利用し、大正6年9月11日工事実施の許可を得て、同9年9月30日に竣工した。
 桂川電力会社は、大正11年2月東京電燈株式会社(社長は鹿留出身の神戸挙−)と合併し現在に至っている。
鹿留発電所 深田発電所
【詳しく知りたい人】
渡邉 保 『郡内電力史「灯」』 1987 渡邉 保