原始・古代
  年代・年号 内   容
約30,000年前 ◆ナウマン象などの大型哺乳動物が棲息。打製石器を用いた狩猟生活が営まれる。 一杯窪遺跡 で石器の製作址が発見される。
12,000年前 ◆土器出現。石槍から弓矢の発明。魚労や植物性食料への依存度が高まる。
8,000年前 ◆気候の温暖化や富士山の火山活動の沈静化により、桂川流域や富士北麓地域でも遺跡数が増加する。
5,000年前 ◆大規模な集落が営まれるようになる。富士山の火山活動が活発化する。 久保地遺跡 で火山灰に埋もれた住居跡が発見される。
◆屋外の祭祀場として、配石遺構が作られるようになる。 牛石遺跡 で、国内最大規模の大配石遺構が発見。
◆気候の寒冷化により遺跡数が減少する。富士山の火山活動が活発化する。
3,000年前 ◆石を用いた祭祀や石棺による埋葬が盛んになる。 中谷遺跡尾咲原遺跡 で配石遺構や石棺が発見。中溝遺跡で縄文中期の集落跡を発見。土器や、けつ状(環状の玉を表す)耳飾出土。
2,500年前 ◆地域色を持つ清水天王山式土器が登場する。中谷遺跡で耳飾りを付けた土偶が発見。
2,000年前 ◆水稲栽培、金属器の使用を特色とする弥生文化が北九州から伊勢湾まで広まる。 牛石遺跡 で住居跡3軒発見。
1,500年前 ◆山梨県内でも曽根丘陵一帯(中道町)に銚子塚古墳などの巨大な前方後円墳が造られる。
◆桂川下流域(大月・上野原)に小規模な古墳が造られる。
1,200年前
701 大宝 1年
◆大宝律令が施行。地方制度として、国、郡、郷がおかれ、甲斐国(山梨県)には山梨、八代、巨麻、 都留の四郡が設置された。
都留郡 には、相模、古郡、都留、福地、征茂、多良、賀美の7郷が設けられた。
◆全国に駅路の制定と馬駅が置かれる。甲斐国(山梨県)には駿河国横走(静岡県御殿場市)で東海道から分岐し、甲斐国府に至る駅路(甲斐路)が設けられる。
710 和銅 3年 ◆平城京に遷都。 中谷遺跡牛石遺跡 で奈良時代の住居跡発見。
794 延暦13年 ◆平安京に遷都。 堀ノ内原遺跡 で都留郡型土師式土器出土。 三ノ側遺跡鷹の巣遺跡 で平安時代の住居跡発見。
797 延暦16年 ◆甲斐と相模両国の境をめぐる争いが起こる。都留郡□留村東砥沢を両国の境とされた。(『日本後紀』)

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